健康情報拠点薬局(仮称)のあり方に関する検討会審議会資料 |厚生労働省

情報源: 健康情報拠点薬局(仮称)のあり方に関する検討会審議会資料 |厚生労働省

ここのPDFファイルの資料に最終的な報告書と意見書があります。

このところ短期間に活発に会議が開かれていましたが、これが最終的な報告書になるのでしょうか。14日の会議では一般用医薬品にについて委員のあいだで意見が割れたような記事も見られましたが詳細は不明です。患者の服薬情報の一元的な管理、在宅など24時間対応、医療機関などとの連携-の3つの機能を備えることが「健康づくり支援薬局」の必須要件の様です。

患者の服薬情報の一元管理などの機能が門前薬局では発揮できないので、いわゆる「かかりつけ薬局」を認定して機能を発揮させようと言っている意見を散見しますが、服薬情報の一元管理の方法に門前薬局と病院の近くじゃない薬局とに違いがあるのでしょうか? それとも認定の「かかりつけ薬局」を指定して、処方をうけた患者を「かかりつけ薬局」に誘導する制度にするつもりなのでしょうか? 認定を受けない薬局はどうなるのでしょうか?

薬局の機能の違いは本来あってはならないと思いますが、厚労省が薬局を区別する目的があまりはっきりしません。「健康づくり支援薬局」も仮称のままですが、あらためて言われなくてもやっていることも多いですし、地域の薬剤師会としてしっかり取り組んでいる内容もあります。

本来の目的に沿った薬局の姿へは、足を前に掻くことでたどり着けるのではないでしょうか、厚労省(委員会)の理想とは違っても。止まったり後戻りをすると、どこにもたどり着けないことは間違いないのではないかと思います。もちろん薬局だけではなく薬剤師各々の問題でもあります。