処方せんなしで向精神薬など販売、業務停止-群馬の薬局、指導後に販売も (医療介護CBニュース) – Yahoo!ニュース

情報源: 処方せんなしで向精神薬など販売、業務停止-群馬の薬局、指導後に販売も (医療介護CBニュース) – Yahoo!ニュース

群馬県薬務課のサイトでは薬局名も公表されていますし、もう少し詳しい経緯も掲載されています。第三者からの通報ではなく、開設者自らの報告ということになっておりました(発覚の経緯をなんとなく想像してしまいます)。あまりにもお粗末な顛末だと思います。

医薬品の適正な使用の先導を務める自覚があるのなら、ルールを守ることは必然と理解するはずです。濫用が個人の不利益になるから規制されているのであって、例え個人を救う行為のように思えても、手順を踏まないで処方箋医薬品を供与することは見当はずれな奉仕だと思います。おおよそ3000錠弱の向精神薬を含むの販売ですけれども、金儲けのためにやったわけではないだろうとは信じたいと思います。

今日は、生活保護を悪用して多量の向精神薬を転売しているニュースもありました。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150930-00000245-sph-sociこの生活保護受給者は複数の病院から重複して処方をうけていたそうです。また薬剤を買い付けている者も薬剤転売の常習者のようです。

薬局・薬剤師が先頭にたってモラルを守らないと薬物の乱用は防げません。それは役割のはずです。明るい社会と子どもたちの未来のために、薬剤師はすべきことをなさなければなりません。