公認Sports Pharmacistに公認された話

ロシアの陸上ならびに他競技も含めて、この夏のオリンピックに出場できなくなるかもしれません。でも、スポーツでズルしないことは大原則です。

能力の向上と技の追求は罪ではありませんが、そのためにルールを逸脱してしまえば近代スポーツとは違うものですから、闘争の論理をもってしても相容れません。

運動能力向上や興奮作用だけではなく、それを隠蔽するための薬剤や、ルールに網羅されない抜け道を作るための薬剤など、いたちごっこを呈してきたアンチドーピング活動ですから、とても広い範囲で禁止薬物があります。なのでアスリートがうっかり市販の風邪薬などを服用して、ドーピング検査で陽性になるなどの悲劇も起きてしまいます。

ですから、アスリートは薬物に対するモラルはもちろん、うっかりドーピングを防ぐためにも正しい知識を身につけなくてはなりません。最高基準の競技レベルではない選手はドーピングの知識が乏しく、サポートする環境も十分でないケースもありえますが、ドーピング検査の対象になる大会にでる可能性もあります。

それで、公益財団法人日本アンチドーピング機構(JADA)は日本中にいる薬剤師に禁止薬物の知識を習得させてスポーツファーマシストを認定し、アスリートが気軽に相談できる環境を構築しようとしているわけです。

 

今年度も基礎講習会が実施されるようですね(^ ^)

そういえば、なんですけれど5月にスポーツファーマシストの認定証と最新の禁止表国際基準が届いていました。

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認定を受けるためにテキスト代と合わせて27000円ほどかかりました。認定の有効期限があり、私の認定期間は2020年3月31日までとなるそうです。認定を延長するにはまた2万円かかるそうです。

 

専門知識を担保するために認定を更新制にすることは良いです。講習を受ける権利を得るためにある程度の負担も受け入れるべきでしょう。

 

でも、うーん、なんかしらの権限を与えられるわけでもなく、公式なアンチドーピングキャンペーンのアクティビティに参加できる道があるわけでもなく、とりあえず認定あげるからスタンドアロンでもなんでも活動してくださいということなんだけれど。

「アスリートのうっかりドーピングを防ぐためには、薬剤師の皆様の活躍が必要です!」なんて・・・(これやっぱりJADAのカネヅルじゃないの( ̄▽ ̄)?)

日本薬剤師会が会員むけに毎年発行しているアンチドーピングのテキストがあれば十分だったり・・・・

 

 

でもまあ、とりあえず

認定期間の4年間で誰かの役に立てるように、公認スポーツファーマシスト検索に登録しましたよ(^ ^)

http://www3.playtruejapan.org/sports-pharmacist/search.php

(毎年何千人も認定受けているのに登録者少なすぎじゃね。でも、情報の公開は自己責任です、だそうですから(^^;;)

 

なにができるか模索しながら、必要とされるときのために備えておこうと思います。2019年には茨城国体が開催され、日立市もバスケットボールの会場になります、必ず活躍の場はあるのではないかと思っています。

また、何かを与えられるのを待つよりも、手に入れたツールを利用して前に出るほうが良いでしょう。スポーツの立場からすればフェアな精神は原則です。伝えなければならない者がいるという自覚はあります。

 

フェアであればこそ、

NO PAIN,NO GAIN

まあ、あいかわらずですが、ちょっとずつ、前へ

ですね(^ ^)