心臓マッサージだけで回復裏付け 人工呼吸なくてもOK : 京都新聞

情報源: 心臓マッサージだけで回復裏付け 人工呼吸なくてもOK : 京都新聞

数年前に日立薬剤師会と日立消防署の主催で会員向けに心肺蘇生法の研修が行われ、私も受講しました。その当時から人工呼吸はできなくても、とくかく心臓マッサージは続けることが大切と学びました。

実は先日、心配蘇生法を実施する場面に出くわしました。

運動中の70代男性が目の前で突然昏倒しました、意識はなく脈が乱れ、手足が冷たくなっていく状態でした。周りの人たちと協力して、救急車の手配、AEDの調達、そして119番通報した際の消防の指示のもと心臓マッサージの実施となりました。

心臓マッサージは順調に行えたと思います。私は主に声かけを行いました。倒れた男性は苦しさからか舌を噛んだらしく、口の中には出血がみられました。

うーん、人工呼吸はできなかったです(ー ー;)

いや、できなかったのは私だけではないですし、誰かが誰かを責めることもなかったですけれども。顔を見合わせて心臓マッサージだけやろう、ということになりました。

ほどなくして近所の公民館からAEDが届きました。完全に心室細動が起きているようで、器械の診断ですぐに電気ショックを行う必要があるとのことで、そのまま実行しました。AEDの使用も手順通りに行うことで滞りなく実施することができたと思います。

その場にいて、倒れた男性を助けた方々も、心肺蘇生法の心得はある様子で、多分初めての経験であるだろうと思われる事態にも、皆迷いなく行動していました。

AEDを実施した後には、男性のおなかが動いたようで呼吸が戻ることが予兆できましたが、間もなく到着した救急隊に心臓マッサージを引き継ぎました。

その後、倒れた男性のお仲間から、男性は救急車内で意識を回復されたと知らされて胸をなでおろした次第でした。

 

心肺蘇生法ですが、やはり研修を受けておくことが役に立つと思います。何も知らなければ多くのことが後手に回ります。人工呼吸の有無も、できなければ心臓マッサージだけ続けることで蘇生の可能性が高まることを知識として教えてもらっていたので、最終的には割り切ることができました。

日立薬剤師会で再度研修会ができればよいですね(^ ^)

 

人工呼吸ですが、上の記事ではやらなくても良いことが証明されたようなことが書いてあり、それはそれで自分を納得させるのに良い情報なのですが、やっぱり咄嗟に人工呼吸をできなかったことは悔恨ではあります。結果はオーライでしたが、人工呼吸をしたほうが蘇生する可能性が高かったかもしれないし、その後治療することになる男性のダメージを軽くすることになったかもしれないとも考えられます。

後日、知人の消防士さんに事の顛末を話したところ、自分がいたら絶対に人工呼吸をおこなったと言われました。いろいろな考え方がありますが、消防としては心臓マッサージと人工呼吸はセットで行うことに蘇生法は統一されているようですし、経験に基づく蘇生術の確立もあるようです。その方は仕事柄かもしれませんが、人工呼吸用の携帯用マウスピース(?)を携帯のストラップにつけていました。しかし結局は、感染予防ができなければ人工呼吸をしないことは責められることではないのは間違いありません。

 

大地震のときも感じましたが、備えは大切だとつくづく思います。消防士さんのように、いつか何処かで誰かを助けられるように居たいと思います。それは無関心や無知でいるよりも、心の平静を保てる行為であるのではないかと思います。

 

 

 

 


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