お薬講座「食事と薬の相互作用・他」

平成28年5月25日におこなわれた、栄養士会の皆様の勉強会における「お薬講座」です。

(このたびスキルアップのために病院薬剤師に転身された^ ^)菊池孝徳先生が講師を務めました。栄養士会という専門職の勉強会におまねきいただいてお薬講座をおこなうことができました。このような機会は薬剤師の職能向上にとってもありがたいことです。これからも多職種連携の実績を重ねて、薬剤師が会としても個人としても地域や医療グループからさらに必要とされる存在になれることを願います。

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菊池先生は料理が趣味ですから、栄養士の皆様にはシンパシーがあります。自らの活動も紹介しながらの講座になったので興味を持っていただき有意義な講座になりました。ご自身も楽しんでおられたのではないでしょうか(^ ^)

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菊池先生には、お得意の薬膳料理についてもお話いただける機会があれば良いなあ、と思います。

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内容は薬物相互作用が考えられる4つのパターンから

【吸収時における相互作用】

【分布時における相互作用】

【代謝時における相互作用】

【排泄時における相互作用】

を掘り下げていきますので専門的な内容にもなります、栄養士さんでなくても、当然勉強になる内容です。せっかくなので別の機会に是非再講演していただきたいですね!

 

菊池先生、今後ともよろしくお願い致しますm(_ _)m

 

「医療に係る地域活動の取組に参画していること」の疑義解釈

http://www.mhlw.go.jp/file.jsp?id=355487&name=file/06-Seisakujouhou-12400000-Hokenkyoku/0000124651.pdf

薬剤師の皆様から関心が高い事項ですが、厚労省から疑義解釈が公表されました。あいまいな定義だったものが、具体的に示されたことになります。

でも追加で「当面の間は要件に該当する」とされた活動については、さらにあいまいな定義になってしまいました。時期が来れば価値がなくなるとでもいうような表現と受け取れますが、それでよいのでしょうか。

今だからこそ、私たち薬剤師は「かかりつけ薬剤師」の要件に振り回されないように、地域貢献の本質に立ち戻るべきではないでしょうか。

点数のためや、評価のために労を費やすことがなく、それに意義があると信じれば、たとえ評価として価値がなくても続けなくてならないと思います。利己的な価値観と一致するような活動なら、それは本質と乖離する現象として終わりを迎えることになるのではないでしょうか。

それでもまず、なにもしなければ沈むだけではあるのでしょう。浮き上がるためにはまず手を差し延べて、何かを掴むことはしなくては・・・・