お薬出前講座に行ってきました2017

平成29年11月20日(月) 日立市の金沢学区運動教室にお招きいただき、お話をさせていただきました。

皆さん、真剣に話を聴いていただき、質問もたくさんしていただけたので、とても楽しく有意義な講座を開くことができました。関係者の皆様、このような機会をいただきまして、ありがとうございます。

印象的だったのは、「薬をふだん飲んでいない人?」と「ジェネリック医薬品を知らない人?」という私からの質問に手をあげた方が一人もいなかったことです。皆さん、普段から自分の健康、医療にきちんと興味を持ち、積極的に治療に参画している方々でした。

なので、質問の内容も具体的で率直な内容なものが多く、返答も具体的にすることができました。

セルフメディケーションの話にも絡めて、伝えたかったことのひとつに、自分の健康、または病気、治療の内容にきちんと興味を持ち、積極的に治療に関与することが大切ということがありましたので、ご来場いただいた方々とのコミュニケーションの中で、真意が伝わった実感があることは、喜びでした。

 

講義の途中に、個人的な活動のラグビーのことを挟むのが、去年、別の講座で好評だったので、今回もやってしまいました(^_-)

実は、私が関わっている少年たちのチームが、今年全国大会に出場しまして、そのことをちらっと、話したら、なんだか、その時の感情がよみがえってきて、泣きそうになりました(T ^ T)

講義を聴いてくださっている、自分より先輩の、年配の方々に、なんだか甘えてしまいたくなるような、親しみがあるのでしょうか、あまり人前で感情があふれることは、ないのですがね、わたしは。

ともあれ、皆さんお元気です!

まだまだ、世の中で果たすべき役割がありますので、じゃんじゃん、ガンガン、わたしたちの世代、さらにはその下の若者たちにハッパをかけてください!

よろしくお願いいたしますm(_ _)m

 

お薬講座に行ってきました!

平成28年11月12日に日立市大沼学区のふくしのつどいにお招きいただき、お話しする機会がありました。関係者の皆様、このたびはありがとうございました。たくさんの方にお集まりいただき、とても楽しい時間を得ることができました(^ ^)

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内容は「薬の正しい使い方」と題して、薬の正しい飲み方、保管方法、吸収・分布・代謝・排泄、副作用、相互作用など、できるだけわかりやすくお話ししたつもりです。薬はみじかな存在ですし、ご高齢になれば服用する機会も増えるので、皆さんに興味を持って聴いていただけたのではないかと思います。

 

医薬品の適正使用を啓発する役割を果たそうとすると避けては通れない問題にもぶつかります。最近の週刊誌の特集記事などで薬に対する「飲んではいけない」キャンペーンがおこなわれていることもそのひとつです。

普段の業務でも遭遇する問題ですが、週刊誌の影響で服用に対する不安や薬に対する不信を感じている方が多いという実感があります。

しかし、よく話しを聞いてみると、薬に対する不安を感じている方は、実際に週刊誌の記事を読んでいなくて、新聞の週刊誌広告の見出しだけ見て不安になったとか、人伝いに2次情報、3次情報としてなんとなく聞いたとか、おっしゃる方がほとんどで、週刊誌の記事を吟味した人にはなかなかお目にかかっていません。

週刊誌の見出しはセンセーショナルですが、薬を飲んではいけない結論を得るために、都合の良いインタービューで記事を構成している内容はとてもフェアなものとは思えません。本来記者が自分で勉強して調べるべき情報も、インタビューによる個人のバイアスがかかった文言を集めているにすぎないので、文章に厚みがありません。

結局、現在の医療の基本となる予防医学における高血圧や 高脂血症、糖尿病の予防・治療のための薬物療法を週刊誌が否定するための結論は、食事運動療法を徹底した未病の概念に近いものですから、なんだか穏当なものだなと感じました(個人的に集めた数冊の週刊誌を読んだだけの個人の感想であります;^_^A)

 

しかし、病気や健康に不安を感じて生活している方にとって、マスコミの情報の取捨選択はとても難しと思います。このマスコミがしていることは人々の健康を守ることが目的とは感じられません。どうして画一化された結論だけむりやり作り上げようとするのでしょうか。人間がいるところは常に混沌と隣り合わせだとマスコミは知っているはずではないですか。

様々な情報に接して、薬についてわからないことや不安なことは、なんらかの結論を出す前に、是非薬局で薬剤師に相談していただきたいと思います。

 

ともあれ、お薬講座終盤の質問コーナーのときに、「今まで薬を信用しなくて糖尿病が悪化する一方だったけれど、これからはまじめに薬を飲んでみようと思ったよ」とお話ししてくれた方がおりました。

正直なところ、涙がでそうなくらいうれしい一言でした(#^.^#)

 

 

 

今回のお薬講座で紹介させていただいた写真があります。

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おとなのラグビーです。私の先輩方です(^ ^)

赤パンツは60歳代、黄色は70歳代、この写真の奥に見える紫パンツは80歳代の選手です。(パンツの色で年代を区別するルールがあります)

 

私が話したかったのは、

 

このラグビーを楽しんでいる男たちも、同年代の皆さんより強靭なわけではありません、同じように病気になったり、健康に悩んだりします。

でも、ご覧のように元気です、戦う気まんまんでグラウンドに集合します。70歳、80歳で現役だという自負がそうさせるのか、偉そうにしてます;^_^A

私のような40代、50代は本当に若造扱いです。いつも怒られています。練習が足りないと言われます。

それで良いのです、いつまでも大威張りでカッコイイ先輩でいてもらいましょう! 同じ世界に現役で生きるのなら、若い世代に遠慮することなんかないじゃないですか!

 

私たち若造は大威張りの現役の先輩から、まだまだ学ばねばならないこと(もちろんラグビー以外のこと)がたくさんあるのですから。

 

皆様にも、大威張りでいてもらって、遠慮せずに、どんどん若造を叱りつけてください、そのために、現役でいるために、元気でいる努力をしてください。

 

そんなことでした。

 

お薬講座「食事と薬の相互作用・他」

平成28年5月25日におこなわれた、栄養士会の皆様の勉強会における「お薬講座」です。

(このたびスキルアップのために病院薬剤師に転身された^ ^)菊池孝徳先生が講師を務めました。栄養士会という専門職の勉強会におまねきいただいてお薬講座をおこなうことができました。このような機会は薬剤師の職能向上にとってもありがたいことです。これからも多職種連携の実績を重ねて、薬剤師が会としても個人としても地域や医療グループからさらに必要とされる存在になれることを願います。

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菊池先生は料理が趣味ですから、栄養士の皆様にはシンパシーがあります。自らの活動も紹介しながらの講座になったので興味を持っていただき有意義な講座になりました。ご自身も楽しんでおられたのではないでしょうか(^ ^)

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菊池先生には、お得意の薬膳料理についてもお話いただける機会があれば良いなあ、と思います。

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内容は薬物相互作用が考えられる4つのパターンから

【吸収時における相互作用】

【分布時における相互作用】

【代謝時における相互作用】

【排泄時における相互作用】

を掘り下げていきますので専門的な内容にもなります、栄養士さんでなくても、当然勉強になる内容です。せっかくなので別の機会に是非再講演していただきたいですね!

 

菊池先生、今後ともよろしくお願い致しますm(_ _)m