【トヨタ女性役員逮捕】隠蔽工作か 小包「ネックレス」として輸入 錠剤を3カ所に分散 – 産経ニュース

麻薬オキシコドンの錠剤を密輸したとして、麻薬取締法違反容疑でトヨタ自動車の常務役員、ジュリー・ハンプ容疑者(55)が逮捕された事件で、小包は「ネックレス」の品目…

情報源: 【トヨタ女性役員逮捕】隠蔽工作か 小包「ネックレス」として輸入 錠剤を3カ所に分散 – 産経ニュース

この事件は、アメリカのサイトの記事を読むと、オキシコドンは関節炎などでも重度の疼痛であれば処方できるようなことが書いてあり、一般的な処方薬であるらしいです。日本が欧米諸国よりも医薬品の規制で遅れているようなニュアンスの報道です。国際宅配便で送付したのも親戚とのことではあります。

この人も慢性疼痛で服用していただけなのかもしれません、痛みに苦しんでいる人は身近にも確かにもいるとは思います。

しかし、オキシコドンの濫用が原因のひとつで亡くなったマイケル・ジャクソン氏や、過剰摂取報道で名前があがったコートニー・ラブ氏(亡くなったのはヘロイン中毒の恋人カート・コバーンですが(T ^ T))などは80年代の亡霊ではないでしょうか。つまり規制がゆるいと濫用に必ずつながり、ドラッグカルチャーが若者にもてはやされる歴史を作ってしまうのだと思います。日本の今の危険ドラッグを含めた若者のサブカルチャーをみれば、簡単に規制を緩めることはアメリカの負の歴史をなぞってしまうことにもなると思います。

このトヨタの重役の方も日本の適正な医療をきちんと受ければ、オキシコンチンの代わりに、慢性疼痛に適応がある強力なオピオイド系の薬剤を処方してもらうことは可能だったはずです(欧米に完全に遅れているわけではありませんね(^-^))。日本の社会の中で、特に経済の中枢にいる企業の重役ポストを担う人物なら、自国のやり方をごり押しせず日本の流儀に従うのは礼儀だったのではないかと思います。

「法を犯す意図はなかった」と話しているそうですが、日本の流儀に従うつもりはなかったのだと思います。重役を担うような優秀な方なら強力なタイプのオピオイド系薬剤の輸入が(たとえ家族からの薬の仕送りだったとしても)日本では違法なことは、やはり認識していたのではないかとも思うのですが・・・。


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